冬になると、すねを掻いたら白い粉が落ちる、腰や背中がムズムズしてかゆい。
そんな男性向けに、原因の見直しと、体に塗る保湿アイテムの選び方・塗り方を1記事にまとめました。
先に結論を言うと、高い商品を探すより「お湯の温度・洗い方・塗るタイミング」を直すほうが先です。
そのうえで、ベタつかず毎日続けられる全身用を1本決め、かかとやひじだけ別のものを重ねます。
この記事の結論
- 冬のかゆみ・粉ふきは、乾燥に加えて熱いお風呂・こすり洗い・肌着の摩擦が重なって起きやすい
- 全身用はベタつきにくい無香料のローション・乳液を基本にし、すね・かかとだけ重ね塗りする
- 塗るのはタオルでふいた直後。量はローションなら1円玉大で手のひら2枚分の広さが目安
- 赤み・ジュクジュク・眠れないほどのかゆみがあれば、市販品で粘らず皮膚科へ
かんたん診断|冬の体の乾燥にどれを選ぶ?
Q. いま一番困っているのはどれですか?
メンズの冬の体のかゆみ・粉ふきはなぜ起きる?すねや腰が乾く主な原因
冬の体のかゆみは、肌の表面のうるおいが足りなくなり、ちょっとした刺激でもかゆく感じやすくなっている状態です。
男性は保湿の習慣がない人が多く、気づいたときには粉をふいていることがよくあります。
皮膚科クリニックのコラムでも、皮脂の量は20代ごろをピークに減っていき、すねや腰まわり、太ももは乾燥の症状が出やすい部位だと説明されています(出典:日比谷ヒフ科クリニック「冬に多い皮脂欠乏症」)。
乾燥そのものに加えて、冬の男性の生活には肌のうるおいを奪うきっかけがいくつも重なっています。
心当たりがないか、次の4つを確認してみてください。
原因1|熱いお風呂・長風呂でうるおいが流れ出る
寒い日ほど、熱めのお湯に長く浸かりたくなります。
ただ、熱いお湯は肌のうるおいを保つ皮脂まで流してしまい、上がったあとに一気に乾きやすくなります。
先ほどのクリニックも、入浴はぬるめのお湯で短時間がおすすめだとしています。
湯船が好きな人は、温度を少し下げるところから始めると無理がありません。
原因2|ナイロンタオルでゴシゴシこすっている
泡立ちがよく「洗った感」の強いナイロンタオルは、男性に人気があります。
しかし強くこすると、肌の表面が削られるように傷つき、乾燥とかゆみの原因になります。
体はよく泡立てた泡を手のひらでなでるだけでも、汗や皮脂は十分に落ちます。
とくに乾きやすいすねと腰は、タオルを当てないくらいの意識でちょうどよくなります。
原因3|暖かい肌着や厚手の服が肌に擦れる
ヒートテックのような吸湿発熱素材の肌着や、ウールのセーターは冬に欠かせません。
ただ、乾いた肌に繊維が擦れ続けると、それだけでムズムズしやすくなります。
薬剤師が監修した解説でも、衣類の繊維が刺激になる場合があるとされています(出典:くすりの窓口「冬の体のかゆみ対策」)。
服をやめるのではなく、先に保湿してから着るのが現実的な対策です。
原因4|暖房・こたつ・電気毛布で空気が乾いている
エアコンの暖房をつけっぱなしにした部屋や、こたつ・電気毛布の中は、思っている以上に乾燥しています。
寝ている間に脚がかゆくなって目が覚めるのは、このパターンが多いです。
加湿器を置く、電気毛布は寝る前に温めておいて寝るときは切る、といった工夫でも肌への負担は変わります。
ボディクリームの前に見直したい、お風呂の入り方と洗い方
塗るものを選ぶ前に、乾燥を強めている習慣を止めるほうが効果を感じやすくなります。
毎日のお風呂の流れを、次の4ステップに変えてみてください。
お湯はぬるめ、湯船は短めにする
熱いと感じない程度の温度にして、長湯は控えます。温まりたい日は、湯船の時間より肩までしっかり浸かることを意識します。
ボディソープは泡立てて手で洗う
泡を手のひらで肌の上に転がすように洗います。ナイロンタオルを使うなら、力を入れずに汗をかきやすい部分だけにします。
タオルは押し当てて水分を吸わせる
ゴシゴシふかず、タオルを当てて水気を吸わせます。ここで擦ると、せっかく守ったうるおいがまた逃げてしまいます。
ふいたらすぐ、服を着る前に塗る
肌がまだしっとりしているうちに、すね・腰から塗り始めます。脱衣所に保湿アイテムを置いておくと忘れにくくなります。
体を洗うボディソープも、洗浄力の強いものや清涼感の強いものは冬の肌には刺激になることがあります。
乾燥が気になる時期だけでも、しっとりタイプや低刺激タイプに替えると、洗ったあとのつっぱり感が変わります。
冬の体の乾燥に使うボディクリームの選び方|男性が続けやすい4つの基準
体に塗る保湿アイテムは種類が多いですが、男性が見るべきところは4つに絞れます。
「毎日続けられるか」を一番の基準にすると、選ぶのはぐっと簡単になります。
基準1|テクスチャー(塗り心地)で役割を分ける
ボディ用の保湿アイテムは、のびのよさと保湿の持ちが反比例しがちです。
1本で全部をまかなおうとせず、全身用と「特に乾く部位用」で分けると失敗しにくくなります。
| タイプ | 向いている使い方 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| ローション・乳液 | 全身に毎日塗る基本の1本。すぐ服を着たい人 | 粉ふきが強い部位は、これだけだと物足りないことがある |
| クリーム | すね・太ももなど、白く粉をふく部位の重ね塗り | 広い範囲に塗ると、手や服に油っぽさが残りやすい |
| ワセリン | かかと・ひじ・ひざなど、ごく乾く場所の仕上げ | 伸びにくくベタつくので、全身用には向かない |
| お風呂で使うミルク | 風呂上がりに塗る習慣がない人の入口 | 真冬の粉ふきには、乾く部位だけ重ね塗りが必要になりやすい |
基準2|かゆみが出やすいなら無香料・低刺激を選ぶ
香り付きのボディミルクは気分が上がりますが、乾燥してかゆい肌には刺激になることがあります。
冬の間は、無香料で弱酸性など刺激に配慮したものを選ぶと安心です。
乾燥で肌荒れしやすい人は、「医薬部外品」と書かれたものも候補になります。
医薬部外品は、肌荒れを防ぐなどの有効成分が決められた量で配合されているものです。
ただし、すでに赤みや湿疹が出ている場合は、市販品で様子を見ずに皮膚科に相談してください。
基準3|全身に使えるだけの量と、ポンプ式かどうか
すね・太もも・腰・腕まで塗ると、体は顔の何倍もの量を使います。
全身用は300mL以上ある大容量を選ぶと、量を気にせず塗れます。
ポンプ式なら片手で出せて、ふたを開け閉めする手間もかかりません。
面倒くさがりな人ほど、容器の使いやすさが続くかどうかを左右します。
基準4|服を着るまでの待ち時間(ベタつきの少なさ)
男性が保湿をやめてしまう理由で多いのが、「塗ったあとベタついて服が着られない」です。
冬は脱衣所が寒いので、塗ってすぐ服を着られるかどうかは想像以上に大事になります。
ベタつきが気になる人は、全身はさらっとしたローションにして、乾く部位だけ少量のクリームを重ねましょう。
塗ったあとに手のひらで軽く押さえると、なじむまでの時間が短く感じられます。
冬の体の乾燥・粉ふき対策におすすめのボディ保湿アイテム5選
ここからは、悩み別に選びやすい5つを紹介します。全部そろえる必要はありません。
まずは全身用を1つ選び、かかとやひじが気になる人だけワセリンを足す、という考え方で見てください。
| いまの悩み | 選ぶタイプ | この記事の候補 |
|---|---|---|
| ベタつくのが嫌で保湿が続かない | さっぱりした全身用ローション | ヴァセリン アドバンスドリペア ボディローション |
| すねや太ももが白く粉をふく | こっくりした保湿クリーム | セタフィル モイスチャライジングクリーム |
| 乾燥して肌荒れしやすい | 医薬部外品の乳液タイプ | キュレル ローション |
| 風呂上がりに塗るのが面倒 | お風呂場で使うミルク | ビオレu お風呂で使う うるおいミルク |
| かかと・ひじがガサガサ | ワセリン | ヴァセリン ピュアスキンジェリー |
価格や内容は変更される場合があるため、最新情報は各販売ページでご確認ください。
ヴァセリン アドバンスドリペア ボディローション|ベタつきが苦手な人の基本の1本
保湿が続かなかった理由が「ベタつき」なら、まず試してほしいのがこのローションです。
のびがよく、全身に広げても服を着るまでの待ち時間が短めです。
販売ページの商品説明では、無香料・弱酸性・低刺激性で、敏感肌・乾燥肌・普通肌の人が使えると案内されています。
400mLはポンプ式なので、脱衣所に置いて片手で出せます。
Amazonのレビューでは「ベタつかない」「無香料で使いやすい」「大容量でコスパがいい」という声が多く見られます。
一方で、ポンプではない200mLボトルは「中身を出しにくい」という声もあったため、買うなら400mLのポンプ式が扱いやすいです。
ヴァセリン アドバンスドリペア ボディローション 無香料 400mL
のびのよいローションで、全身に広げても服を着るまでの待ち時間が短めです。ベタつきが嫌で保湿が続かなかった人が、毎日の基本にしやすい1本です。
向いている人風呂上がりにすぐ服を着たい人。香りのないものを全身に使いたい人。
向いていない人かかとやひじなど、ごく乾燥が強い部位をこれ1本で済ませたい人。
詳細を見る
- 商品の特徴: 全身用ボディローション/無香料・弱酸性・低刺激性/敏感肌・乾燥肌・普通肌向けと案内/ポンプ式400mL(200mLもあり)
- 確認ポイント: 200mLはポンプではないボトルです。容量によって容器が違うため、購入前に容量表記を確認してください。
3つの販売店で価格・在庫・ポイント還元を比較できます。最新の販売状況は各リンク先を確認してください。
セタフィル モイスチャライジングクリーム|すねの粉ふきが強い人に
すねや太ももが白く粉をふくほど乾いているなら、ローションより厚みのあるクリームを重ねるほうが安心です。
セタフィルは、顔にもからだにも使える、コクのある保湿クリームです。
公式情報では、ナイアシンアミド・パンテノール・グリセリンを配合し、無香料・パラベンフリー・ノンコメドジェニックテスト済とされています。
566gの大容量なので、乾く部位にたっぷり使えます。
Amazonのレビューでは「しっとりするのにベタベタしない」「顔にも体にも使えてコスパがいい」という評価が目立ちます。
反対に「保湿はそれなり」という声もあり、真冬の強い粉ふきには重ね塗りを前提にするとよさそうです。
ジャー容器なので、指ですくう手間はかかります。
セタフィル モイスチャライジングクリーム 566g
顔にもからだにも使える、コクのある無香料の保湿クリーム。すねや太ももの粉ふきが目立つ時期に、乾きやすい部位へしっかり重ねたい人向けです。
向いている人すねや太ももが白く粉をふく人。顔と体を同じ1個で済ませたい人。
向いていない人ポンプで手早く済ませたい人。重めの塗り心地が苦手な人。
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- 商品の特徴: フェイス&ボディ用の保湿クリーム/ナイアシンアミド・パンテノール・グリセリン配合(皮膚コンディショニング成分)/無香料・パラベンフリー・ノンコメドジェニックテスト済
- 確認ポイント: 大容量のジャー容器なので、指ですくって使います。2個・3個セットの出品もあるため、販売ページで個数を確認してください。
3つの販売店で価格・在庫・ポイント還元を比較できます。最新の販売状況は各リンク先を確認してください。
キュレル ローション|乾燥で肌荒れしやすい人に
乾燥するとすぐ肌がムズムズする、カサカサから肌荒れにつながりやすい人は、乾燥性敏感肌を考えて作られたキュレルが候補になります。
顔とからだの両方に使える乳液タイプです。
花王の公式通販によると、潤い成分(セラミド機能成分・ユーカリエキス)が角層まで浸透し、消炎剤を配合して肌荒れを防ぐ医薬部外品です。
弱酸性・無香料・無着色・アルコールフリー(エチルアルコール無添加)で、赤ちゃんの肌にも使えると案内されています。
Amazonのレビューでは「ベタつかずしっとりする」「ひげ剃り後にも使える」という声がある一方、「しっとりしすぎて好みに合わなかった」という感想もあります。
220mLは全身に使うと減りが早いので、気に入ったら410mLや615mLの大容量に切り替えると経済的です。
キュレル ローション 220mL(医薬部外品)
乾燥性敏感肌を考えて作られた、顔・からだ用の乳液タイプ。消炎剤を配合した医薬部外品で、カサつきから肌荒れしやすい人の保湿の土台に向いています。
向いている人乾燥でムズムズしやすく、刺激の少ないものを選びたい人。
向いていない人220mLでは全身に毎日使うと減りが早いと感じる人(大容量品もあり)。
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- 商品の特徴: セラミド機能成分・ユーカリエキス配合(潤い成分)/有効成分アラントイン配合で肌荒れを防ぐ/弱酸性・無香料・無着色・アルコールフリー(エチルアルコール無添加)
- 確認ポイント: 容量違い(410mL・615mL)もあります。すでにかき壊した部分や湿疹のある部分には使わず、皮膚科に相談してください。
3つの販売店で価格・在庫・ポイント還元を比較できます。最新の販売状況は各リンク先を確認してください。
ビオレu お風呂で使う うるおいミルク|風呂上がりに塗るのが面倒な人に
「そもそも風呂上がりに何かを塗る習慣がない」という人は、お風呂場で済ませるタイプから始めるのが近道です。
ぬれた肌に塗って、そのままタオルでふけば保湿まで終わります。
花王の公式通販では、シアバターとワセリン(保湿成分)を配合し、弱酸性・アルコールフリー・無香料・アレルギーテスト済とされています。
使用量の目安は、大人の体で3〜5押し分です。
Amazonのレビューでは「保湿の手間が減った」「面倒くさがりでも続く」という声が多い反面、「冬は保湿力が弱いかも」という感想もあります。
すねの粉ふきが強い人は、乾く部位だけ風呂上がりに別のものを重ねてください。
塗った直後は肌がすべりやすく、足の裏には使わないよう公式でも注意書きがあります。
ビオレu お風呂で使う うるおいミルク 無香料 300mL
お風呂場でぬれた肌に塗り、そのままタオルでふくだけの保湿ミルク。風呂上がりに塗る手間が面倒で、保湿そのものを続けられなかった人の入口になります。
向いている人風呂上がりに何かを塗る習慣がない人。背中までまとめて済ませたい人。
向いていない人粉ふきが強く、これだけでは物足りない人(乾く部位は重ね塗りを)。
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- 商品の特徴: 入浴後、タオルでふく前に使う保湿ミルク/シアバター・ワセリン配合(保湿成分)/弱酸性・アルコールフリー・無香料・アレルギーテスト済(すべての人にアレルギーが起こらないわけではありません)
- 確認ポイント: 塗った直後は肌がすべりやすくなります。足の裏には使わないよう公式に案内されているので、浴室で転ばないよう注意してください。
3つの販売店で価格・在庫・ポイント還元を比較できます。最新の販売状況は各リンク先を確認してください。
ヴァセリン ピュアスキンジェリー|かかと・ひじの仕上げに
かかとやひじのように、ローションを塗ってもすぐ白くなる場所には、油分でふたをするワセリンを少しだけ重ねるのが効率的です。
全身用ではなく、ピンポイント用として1つ持っておくと便利です。
販売ページの成分表示は、ワセリン・酢酸トコフェロール・BHTの3つだけです。
防腐剤無添加・無着色・無香料で、唇・顔・手・足などに使えると案内されています。
Amazonのレビューでは「皮がめくれたところに使いやすい」「コスパがいい」という声がある一方、「アブラなのでベタつきはある」という指摘もあります。
塗るのは米粒〜小豆くらいの少量で十分なので、寝る前に塗って靴下をはく使い方が向いています。
ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー 200g
ワセリンが主成分の、油分でふたをするタイプの保湿剤。ローションやクリームを塗ったあと、かかと・ひじ・ひざなど特に乾く場所へ少しだけ重ねる使い方に向いています。
向いている人かかとがガサガサで靴下が引っかかる人。ひじやひざが白くなる人。
向いていない人全身に広く塗りたい人。油っぽい塗り心地がどうしても苦手な人。
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- 商品の特徴: 成分はワセリン・酢酸トコフェロール・BHT/防腐剤無添加・無着色・無香料/唇・顔・手・足などに使えると案内
- 確認ポイント: 40g・80gのサイズもあります。かかとがひび割れて出血している、痛くて歩きにくい場合は皮膚科に相談してください。
3つの販売店で価格・在庫・ポイント還元を比較できます。最新の販売状況は各リンク先を確認してください。
ボディクリームを塗るタイミングと量の目安
何を塗るかと同じくらい、いつ・どれくらい塗るかで仕上がりは変わります。
基本は「風呂上がりにすぐ」「思っているより多め」です。
タイミング|タオルでふいたら、服を着る前に塗る
先ほどの皮膚科クリニックのコラムでは、入浴後はすぐに保湿剤でケアするよう案内されています。
何分以内と決めるより、タオルでふいたら服を着る前に塗ると流れで覚えるほうが続きます。
乾燥が強い日は、朝の着替えの前にすねと腰だけもう一度塗ると、日中のムズムズが出にくくなります。
夜に塗り忘れた日も、翌朝に塗れば十分です。
量|ローションなら1円玉大で手のひら2枚分
塗る量の目安としてよく使われるのが、「FTU(フィンガーチップユニット)」という考え方です。
チューブのクリームを大人の人差し指の先から第一関節まで出した量(約0.5g)で、大人の手のひら2枚分の広さに塗れます。
ローションの場合は、1円玉大が同じくらいの目安です(出典:第一三共ヘルスケア ひふ研「皮膚用薬ってどのくらいの量を塗るのがいいの?」)。
すね1本でも手のひら数枚分の広さがあるので、1回に出す量をケチらないことがポイントです。
塗り方|すり込まず、手のひらで広げて押さえる
早くなじませようとして強くすり込むと、それ自体が摩擦になります。
手のひらに出して両手で軽く広げ、肌の上に置くように塗ってから、最後に手のひら全体で押さえます。
すね毛が濃い人は、毛の流れに沿って上から下へ塗ると、毛に絡まずに肌まで届きやすくなります。
部位別の塗り方|すね・腰と背中・かかと・ひじとひざ
乾きやすさは部位によってまったく違います。全身用を塗り終えたら、次の部位だけ少し手をかけてください。
すね・太もも|粉をふきやすい場所は2回に分けて塗る
すねは皮脂が少なく、男性がいちばん粉をふきやすい場所です。
全身用を1回塗ったあと、白くなりやすい前面だけもう一度重ねると、朝まで乾きにくくなります。
スラックスやジーンズとこすれる太ももの外側も、かゆくなりやすい場所です。
すねと一緒に塗っておきましょう。
腰・背中|手が届かないなら「お風呂の中」か「手をクロス」
腰はベルトや肌着のゴムが当たり続けるため、冬にかゆみが出やすい場所です。
背中まで含めて手が届きにくいので、お風呂で使うミルクをぬれたうちに塗ってしまうのがいちばんラクです。
風呂上がりに塗る場合、花王のキュレル ローションの使用方法では、腰は両手に広げたものを左右それぞれの手でなじませ、背中は手をクロスして肩にのせ、ひじを上げて押し込むように塗る方法が紹介されています。
かかと|寝る前にワセリン+靴下で朝まで守る
かかとは皮膚が厚く、一度ガサガサになるとローションだけではなかなか戻りません。
寝る前にワセリンを薄くのばし、綿の靴下をはいて寝ると、塗ったものが布団に取られずに朝まで残ります。
硬くなった角質を軽石ややすりで削りすぎると、かえってヒリヒリしたり、割れやすくなったりします。
削るのは入浴後に軽くなでる程度にとどめ、保湿を中心にしてください。
ひび割れが深くて出血している、歩くと痛い、厚く硬くなって黄色っぽく変色しているといった場合は、乾燥以外の原因も考えられます。
自己流のケアを続けずに皮膚科で相談しましょう。
ひじ・ひざ|黒ずんで見える前に習慣にする
ひじやひざは、机や床につくたびに擦れて、白くカサついたり黒っぽく見えたりしやすい場所です。
全身用を塗るついでに、指先に少し残ったクリームやワセリンをなじませておくだけでも違います。
冬に乾くのは体だけではありません。
手や唇も同じ時期に荒れやすいので、あわせてケアしておくと冬を快適に過ごせます。
市販の保湿で様子を見ていい人・皮膚科に行ったほうがいい目安
冬の乾燥によるかゆみの多くは、お風呂の入り方と保湿の見直しで落ち着いていきます。
ただし、次のような状態は乾燥だけが原因とは限りません。
市販品で様子を見続けず、皮膚科を受診してください。
- かゆくて夜中に目が覚める、眠れない日が続いている
- 赤いブツブツや湿疹が出ている、掻き壊してジュクジュクしている
- かゆい範囲がどんどん広がっている
- 保湿を続けても良くならない、むしろ悪化している
- かかとのひび割れから出血している、痛くて歩きにくい
先ほどのクリニックのコラムでも、症状が長引く場合や、かゆみ・赤み・痛みなど他の症状が出た場合は皮膚科を受診するほうが安心だとしています。
乾燥から湿疹へ進んでいると、保湿だけでは追いつかないことがあります。
塗り薬が必要かどうか、どの薬を使うかは医師が肌の状態を見て判断するものです。
この記事で紹介したのは毎日の保湿に使う化粧品・医薬部外品で、かゆみや湿疹に対処する薬ではない点に注意してください。
逆に、粉をふく・つっぱる・服が擦れるとムズムズする程度であれば、まずはこの記事の方法をしばらく続けて様子を見てください。
肌の調子を見ながら、塗る量やタイミングを調整していきましょう。
メンズの冬の体の乾燥・かゆみでよくある質問
ボディクリームを塗ったことがなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。風呂上がりにタオルでふいたら、手のひらに出してすね・腰・腕へ広げるだけです。最初は「すねだけ」でも構いません。まずは毎日同じタイミングで塗ることを優先してください。
いくらくらいかかりますか?どこで買えますか?
この記事で紹介したものは、数百円から2,000円台までの価格帯です。ドラッグストアのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでも取り扱いがあります。価格や在庫は変わるため、購入前に各販売ページで確認してください。
ボディローションとボディクリーム、どちらを選べばいいですか?
全身に毎日塗るなら、のびがよく服を着るまでが早いローション・乳液が続けやすいです。すねの粉ふきが強い、かかとやひじがガサガサという部位だけ、クリームやワセリンを重ねる形にすると、ベタつきと保湿のバランスを取りやすくなります。
風呂上がりは何分以内に塗ればいいですか?
決まった分数より「タオルでふいたらすぐ」と覚えておくのが実践的です。肌がまだしっとりしているうちに塗るほうが広げやすくなります。忘れがちな人は、服と一緒に保湿アイテムを脱衣所へ置いておくと習慣にしやすいです。
顔用の化粧水や乳液を体に使ってもいいですか?
顔にもからだにも使えると表示されている商品なら問題ありません。ただ、顔用は容量が少ないものが多く、全身に使うとすぐなくなります。体は広いので、全身用のポンプ式を1本用意したほうが続けやすいです。
保湿を始めたのに、塗るとしみたりかゆくなったりします。どうすればいいですか?
いったん使うのをやめて様子を見てください。かき壊した部分や赤くなった部分に塗るとしみることがあります。赤み・ブツブツ・ジュクジュクがある、かゆくて眠れないといった状態なら、自己判断で塗り続けずに皮膚科を受診してください。
ヒートテックなどの暖かい肌着はやめたほうがいいですか?
やめる必要はありません。肌着が肌に擦れてかゆいと感じるなら、先に保湿してから着る、肌に直接触れる1枚目を綿など肌あたりのやさしいものにする、といった工夫で様子を見てください。かゆみが続く場合は皮膚科で相談しましょう。
まとめ|冬の体のかゆみは「洗い方」と「続けられる1本」で防ぐ
冬のすねの粉ふきや腰のかゆみは、乾燥に加えて熱いお風呂・こすり洗い・肌着の摩擦が重なって起きやすくなります。まずはお湯の温度と洗い方を変え、タオルでふいたらすぐ塗る習慣をつけることが先決です。
そのうえで、悩みに合わせて次の目安で選んでみてください。
- ベタつきが苦手で続かなかった人:ヴァセリン アドバンスドリペア ボディローション
- すねや太ももが粉をふく人:セタフィル モイスチャライジングクリーム
- 乾燥で肌荒れしやすい人:キュレル ローション
- 風呂上がりに塗るのが面倒な人:ビオレu お風呂で使う うるおいミルク
- かかと・ひじがガサガサな人:ヴァセリン ピュアスキンジェリーを重ねる
赤み・ジュクジュク・眠れないほどのかゆみがあるときは、市販品で粘らずに皮膚科へ相談しましょう。



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